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danyromero’s diary

小説のレビューおよび、時々お酒のウンチクもアップしています。

仇敵

前職では組織の力に屈し、辞職を余儀なくされた恋窪。その恋窪が過去と決別し、庶務工員として人間らしい生き方を築き、歩んでいこうとします。しかし、過去は恋窪を容易に解放せず、また、ライバルであった桜井の死によって、再び、恋窪のプライドと戦う気持ちを呼び覚まします。仇敵の悪事を一つずつ暴いていく中で、ときには暴力を受けながらも決して屈せず、不正の全容を明らかにしていく様は執念を感じさせます。ただし、仇敵の思いや気持ちの描写が少なく、直接接対決も無かった点は物足りなく、少し盛り上がりに欠ける気がました。

仇敵 (講談社文庫)

仇敵 (講談社文庫)

 

読了日:2014年6月8日 著者:池井戸潤