2014-08-28 最終退行 第6章の出向辞令で蓮沼が胸の内で語った言葉『自分に嘘をつきたくない。だましだまし定年まで過ごすサラリーマン生活などもうごめんだ。俺は自分に正直に生きる。今まで、出世の事や家族のことを考え、本音もいえず、意に染まぬ仕事を続けてきた。だがそんなことはもうやめだ。続ける意味がない。』には、思わず胸が熱くなりました。自分も同感です。世の中、綺麗事だけでは生き抜けないとの反論もあるかもしれません。しかし、人間として生きていく以上、如何に真人間として生き、そして死ねるか、そんな思いに拘り、前に進んでいきたいものです。 最終退行 (小学館文庫) 作者: 池井戸潤 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/05/10 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (9件) を見る 読了日:2014年6月21日 著者:池井戸潤