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danyromero’s diary

小説のレビューおよび、時々お酒のウンチクもアップしています。

シャイロックの子供たち

第一話の内容から本物語の主役は古川で進行していくのかと思いきや、あっさりフェードアウトしてしまい、第二話~第四話では各所員の身上話で構成され、本物語の主役や方向性がよく分かりませんでしたが、第五話で西木が行方不明になって以降、徐々に物語の方向性と真相が明確になっていき、後半はいつもの池井戸作品と同様に引き込まれ、あっという間に読破してしまいました。西木に利用された滝野の心情が吐露される第九話のカツカレーのシーンは切ないです。晴子の夫である彰彦が本事件に関わっているのではと考えてしまうのは深読みでしょうか?

 

シャイロックの子供たち (文春文庫)

シャイロックの子供たち (文春文庫)

 

 読了日:2014年7月6日 著者:池井戸潤