陰の季節
改めて横山さんの作品の凄さに感嘆しました。
それを特に感じさせたのが最終話の『鞄』です。
本作品の結末は、県警職員たった二人の個人的な問題の話でしかありません。いかにもスケールの小さな話です。それでも十分に楽しめ、満足してしまうのだから不思議です。
冒頭の"爆弾発言"があるとのインパクトにより、大きな期待感が得られたことや、また、主人公の柘植が爆弾発言に捉われる様や、追い込まれる者の心理描写を色濃く描いていることが気を引きつけられ、最後、独特な落とし込みであっても満足できたのだと思います。
読了日:2014年12月21日 著者:横山秀夫
遂に、D県警シリーズに突入し、第1弾の『影の季節』を読了しました。
続いて、シリーズ第2弾の『動機』を読みたいと思います。
とその前に、本日、クリスマスの前祝いとして飲んでいるスパークリングワイン(フレシネ セミセコ ロゼ CAVA)を飲み終えてから、読み始めたいと思います。
このフレシネですが、ピンクのロゼで見た目にも美しく、フルーティでさわやかな酸味と甘味のハーモニーが心地良い、ほのかな味わいのスパークリングワインです。