かばん屋の相続 (文春文庫)
池井戸作品で読み残していた「かばん屋の相続」をやっと読みました。
氏の作品を読むのは、かれこれ3年振りですが、やっぱり良いと思いました。
「10年目のクリスマス」などにおける銀行の腐り具合。いかにも氏の特徴的な表現です。これだよこれ!と懐かしさが込み上げてきました。
また、登場人物に吹き込まれた氏の熱い思いがひしひしと伝わり、氏がどれだけ情熱家であるかということがよく分かります。いずれの短編とも力が込められ、感じられ、惹きこまれました。
続いて、もう一つ読み残している「ようこそ、わが家へ」に突入します!
読了日:2018年10月14日 著者:池井戸 潤