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danyromero’s diary

小説のレビューおよび、時々お酒のウンチクもアップしています。

2日で人生が変わる「箱」の法則

前作で気に掛かったのは、相手が箱の中に居続ける場合の平和な心の維持の仕方です。

今作では、澄んだ平和な心を取り戻し、かつ、それを維持し続ける手法として、最もよい影響を与えてくれている人達のことなどを意識して考えることの重要性などが説かれています。

確かに平和な心を維持するために有効な考え方だと思います。得てして人は99の良いことより、1つの悪いことに心を奪われがちです。

そうならないためにも、相手の適切な行動に目を向けることで、人として見ることができ、心の平和を維持することに繋がっていくのだと考えます。

2日で人生が変わる「箱」の法則

2日で人生が変わる「箱」の法則

 

読了日:2017年3月17日 著者:アービンジャー・インスティチュート

 

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自分の小さな「箱」から脱出する方法

人は自分の感情に背いたときから自分への裏切りが始まり箱の中に入ってしまいます。すると、正当化してくれる根拠になりそうな物の価値を過大に評価し箱の中に留まります。まさしく、私も同様の問題を抱えています。

この問題は対人関係において発生します。箱の外に出るには、相手も自分と同じ希望 やニーズ、心配、恐れがあることを切に感じ取ることが重要です。

しかし、相手が箱の中にいると、この気持ちを持ち続けるのは難しいと感じます。組織に所属する人間であれば、組織改善のためなど確固たる志を持って対峙していく必要があると考えます。 

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 156人 クリック: 3,495回
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読了日:2017年3月2日 著者:アービンジャーインスティチュート  

 

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鳥人計画 (角川文庫)

本書における真犯人がまさかの楡井の彼女であった点には驚きました。しかしながら、序盤の彼女の心理描写を踏まえて犯人だと特定することはできず、若干、無理があると感じました。

振り返ってみて、伏線と思しきものが幾つか提起されてはいますが分かりにくかったです。

ただし、峰岸に手紙を書いた人物は一体誰なのか、また、警察への密告者は同一人物なのか、さらに、峰岸が楡井に殺意を抱いた動機は何だったのか等を考え込ませる点は、氏ならではの臨場感が演出され、惹きつけれられる部分でした。

総じて、楽しませてくれる作品ではあります。

鳥人計画 (角川文庫)

鳥人計画 (角川文庫)

 

読了日:2017年2月17日 著者:東野圭吾  

 

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魔球 (講談社文庫)

刺殺事件における「魔球」という謎のメッセージや、謎解きの真相に斬りこんでいく刑事の描写などを見るにつけ、次第に強烈に惹き込まれていく自分がいました。

須田武志の生き様は強烈です。母親になんとしても恩を返すという信念、恩を返す手段として野球に全てを賭ける姿は執念を感じます。

私は、真の男とは如何に我慢がきくかということを常々思っているため、須田武志の生き様に共感します。

罪の是非は別として、命を賭けて守ろうとした人がいたと語られた手記は、残された者の心に刻まれた紛れのない真実だと思います。 

魔球 (講談社文庫)

魔球 (講談社文庫)

 

読了日:2017年2月4日 著者:東野圭吾  

 

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禁断の魔術―ガリレオ〈8〉

本書は4話が収録された短編集です。野球好きな私にとって、戦力外通告を受けたかつてのエースにスポットをあてた『曲球る』は興味深い作品でした。

全盛期と現在のフォームとの違いを化学的に分析し、狂いが生じていた感覚をもとに戻す手法には、なるほどと思わせるものがありました。

しかし、幾らフォームを正しても、そこに本人の情熱が戻らなければ、真の復活とはなりません。

その情熱を復活させるため、湯川が奔走し、真の復活のきっかけを与えた部分に、湯川の人間味が感じられ、化学と人情の融合の素晴らしさを感じます。  

禁断の魔術―ガリレオ〈8〉

禁断の魔術―ガリレオ〈8〉

 

読了日:2017年1月28日 著者:東野圭吾  

 

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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

本書は端的にまとめられ、勇気づけや実りのある人生とするためのたくさんの術が示されています。ところが、せっかく得た術なども往々にして実践できず、延々と模索し続けてしまうのが現状だと思います。

結局のところ、実践できるかできないかは、その人の決意力にあるのだと思います。これだと考えたら、絶対にそうするという強い意志をもって実践しきる力が何よりも必要です。

あとは、自分を信頼する力も必要だと感じています。自分の持っている能力を信頼することで、動じない自分が生まれ、意思決定を行っていくことができるのだと思います。 

読了日:2017年1月18日 著者:小倉広 

 

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虚像の道化師 ガリレオ 7

本書における『幻惑す』と『心聴る』は、心霊的な力が働いているかのように見せかける巧妙なトリックが仕組まれ、これまでのガリレオシリーズには無かった新たな仕掛けとなっていました。

また、『偽装う』と『演技る』は、殺人を犯していない第三者が手を加えるという想定外の手法がとられており、これまた、これまでのガリレオシリーズには無い仕掛けであり、興味深い部分でした。

本シリーズは物理学的なトリックを考えるだけでも大変な筈ですが、そこに、新たな仕掛けも加えられていくというプラスアルファもあり、より楽しませてくれます。 

虚像の道化師 ガリレオ 7

虚像の道化師 ガリレオ 7

 

読了日:2017年1月8日 著者:東野圭吾

 

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アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

アドラー3作目となる本書で学んだのは「相手の適切な行動に注目する」ことです。

人間の悩みの大半は『対人関係である』と言われています。他人との関わりを避けることはできず、相手が自分の思惑通りにならないと嫌な部分だけがクローズアップされがちです。

こうなると、互いの関係は悪化し、共同関係は築けません。それよりも、相手の適切な行動に目を向けてみると、意外にも不適切なことよりも、適切に対応してくれていることの方が多いことが発見されます。

前2作で学んだ「普通に接する」こと等と合わせて、実践してみる価値は大いにあります。 

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

 

読了日:2016年12月22日 著者:岸見一郎

 

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ガリレオの苦悩 (文春文庫)

本書において、最も興味深かった作品は『操縦る』でした。

全ては奈美恵の幸せを確保するために、幸正自らが不実を働く息子を殺めて、財産を譲るための障害を取り除きます。同時に介護生活からも解放させ、さらには、罪をより重くするために情状酌量を望まず、刑務所で死することまで決意します。

何とも救われようのない悲しい結末だけが残るところでした。しかし、幸正の真の苦悩を暴き、湯川が語った言葉(自分達を信用しろ。責任は僕たちがとる。)によって報われた思いです。

人の心も科学であり、とてつもなく奥深いという一言に頷けます。 

ガリレオの苦悩 (文春文庫)

ガリレオの苦悩 (文春文庫)

 

読了日:2016年12月17日 著者:東野圭吾

 

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アドラー心理学 実践入門---「生」「老」「病」「死」との向き合い方 (ワニ文庫)

本書は、生・老・病・死という4つの切り口から幸福に生きていくためのヒントを与えてくれますが、最後の一文において、私自身が取り組むべき指針が明確になった気がします。

幸福になりたい、人生をよくしたい、自分を変えたい等の願望を達成する、或いは、現状を打開するためには、"なりたい"のではなく"なる"、"よくしたい"のではなく"よくする"、"変えたい"のではなく"変える"と決意することです。

このように決意することで、人生を先延ばしせず、現在が人生の準備期間ではなく、今こそが本番であると強く実感できるのだと思います。 

読了日:2016年12月8日 著者:東野圭吾

 

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真夏の方程式 (文春文庫)

殺害の一端として利用された事実を知ってしまった恭平少年。それも、身内の人間に利用されてのことです。

恭平少年の心には、生涯、誰にも言えず、癒されることの無い深い傷が刻まれることになると思いました。ところが、湯川の次の一言によって、この救いようのない状況に光明を与えてくれました。

「私は君と一緒に同じ問題を抱え、悩み続けよう。忘れないで欲しい。君はひとりぼっちじゃない」と。

シリーズが進むごとに人間臭さ、人情味が増していく湯川。少年が何れ答えを出す日がくるとき、言葉通り、湯川が最善を尽くす姿が目に浮かんできます。 

真夏の方程式 (文春文庫)

真夏の方程式 (文春文庫)

 

読了日:2016年12月4日 著者:東野圭吾

 

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人生を変える勇気 - 踏み出せない時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ)

職場の上司に対する問題を抱えていたことから、職場のイライラを中心に読み進めました。そこには、上司の屈折した承認欲求の記述があります。まさに今の私が直面している問題です。

そんな上司に屈せず立ち向かってきたものの、心の奥底では不安や恐れがあった点は否めず、我慢を強いられてきました。

この問題の解決策は次の通りでした。上司は変えられないため、動じない自分になること、そして、普通に接するという2点です。早速、実践しました。

この2点を意識しただけで、感情が高ぶらず冷静になれ、結果、動じず、上司は気が抜けた様子でした。

読了日:2016年12月1日 著者:岸見一郎

 

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聖女の救済 (文春文庫)

冒頭の綾音の心情描写より、綾音が夫を殺害したのは明白でありながら、その真相が開示されるまでの経緯はなんとなく間延びしていて、盛り上がりやスリリングさを欠いている印象を受けました。

また、草薙の心が揺さぶられるほど綾音に魅せられた理由もよく分かりませんでした。

ただし、殺害のトリックに関しては、よく考えられたものであると感心した次第です。

1年前に浄水器に毒物を仕込み、1年間それを誰にも触らせず、それをやり遂げた執念、そんな事はあり得ないと感じた後に、いやあり得るかもしれないと思わせてしまう落し込みに脱帽です。 

聖女の救済 (文春文庫)

聖女の救済 (文春文庫)

 

読了日:2016年11月10日 著者:東野圭吾

 

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容疑者Xの献身 (文春文庫)

思い込みによる盲点をついた石神のトリックに心底、唸らされました。事前に「幾何の問題に見せかけて、じつは関数の問題である」と語っており、ヒントが開示されていますが、想像外、見事な落し込みというしかありません。

靖子と深い関りもない石神がそこまでして、身代りになる事なんてあり得るのか?

私はありだと思います。「人は時に健気に生きているだけで誰かを救っていることがある」この言葉に頷けます。

自ら退路を断った石神ですが、靖子は真人間として真実を告白します。石神の心に去来するのは、無念の思いだけなのか?私には解りません。 

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

 

読了日:2016年10月28日 著者:東野圭吾

 

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むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

山奥にひっそり建てられた謎の異国調の家において、一冊の少年の日記が発見されます。

日記に描かれている事柄は、その家に残されていた遺品から二十年以上も前に起きた出来事であったと想像されます。ところが、電気も通っていないその家で、日記に描かれた事柄が到底あったとは思えません。

その矛盾は一体どこからくるのか?そもそも、人気のないこの場所になぜその家が建てられたのか?様々な疑問と謎に包まれていて惹きつけられます。

周到に張り巡らされた伏線を経て、その家の存在理由が明らかとなる驚愕の事実は想像を超えるものでした。 

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

 

読了日:2016年10月23日 著者:東野圭吾

 

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