danyromero’s diary

小説のレビューおよび、時々お酒のウンチクもアップしています。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

本書では、あれこれよからぬことが頭に浮かんでもかまわず書く、考えずに書く、全部そのまま書くことの重要性が説かれています。
とにかく、躊躇せず1頁1分で書きだすことがゼロ秒思考の肝となります。これを実践することで、瞬時に現状を認識し、課題を整理し、解決策を考え、どう動くべきかの意志決定ができるというものです。
とはいえ、1日10頁10分を3ヶ月続けるのはやっぱり厳しい!と考えてしまいます…。既に考えてしまっている、躊躇してしまっている自分がいます…。頭をシンプルに、深く考えず、まずは実践あるのみです!
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

読了日:2018年6月11日 著者:赤羽 雄二

 

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(146)自分のことだけ考える。: 無駄なものにふりまわされないメンタル術 (ポプラ新書)

ホリエモンが言う"自分のことだけ考える"とは、他人に期待などしない、他人の人生を生きない、自分のやりたいことに集中するなどを意としているものです。

では、私はどうなのかと考えると、他人の目を大いに気にし、こんな風に思われたいなどと考えていることを自覚せざるを得ません。ときには無駄な労力を使って、演じていた自分がいたことを感じずにいられません。

自分のやるべきことに集中するためにも、一喜一憂しない、感情で判断しない、嫉妬しない、やるべきことに没頭するなどと合わせ、実りのある社会人人生に変えていきたいものです。

読了日:2018年5月24日 著者:堀江貴文

 

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詩的私的ジャック (講談社ノベルス)

犯人が明らかになった後で、事件の顛末を犀川助教授が語る手法は『冷たい密室と博士たち』と同様でした。

ただし、前作ほどの緊迫感だったり、著者特有の仕掛けの深さや読者への投げ掛けの強さなどは、今回それほど感じることはできませんでした。

しかし、その一方で犀川と萌絵というキャラクターに対する興味深さや魅力はこれまで以上に湧き、2人の関係性が今後どうなっていくのだろうかという楽しみが出てきました。

本シリーズは10作品あり、その面白さ、奥深さは、この程度ではないはずです。大いなる期待を持って次作に突入したいと思います!

詩的私的ジャック (講談社ノベルス)

詩的私的ジャック (講談社ノベルス)

 

読了日:2018年5月20日 著者:森博嗣

 

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冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

緻密で精緻な森さんの作品は、登場人物の一挙手一投足まで意識を集中して読んでいかなければ、犯人を特定するのは困難であると感じました。
クライマックスのシーンを経て、遂に犯人が明きらかになっても、、、まだ、要領を得ない自分がいました…。
最後まで明かされない動機によって、こうした現象が生じるのかなという思いもあります。しかし、残り50頁を切ってからの事件の顛末を一気怒涛に明かす犀川助教授による説明は圧巻です。
本作を踏まえ、次作の『詩的私的ジャック』をどう読んでいくべきかという楽しみへと繋がっています。
冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

 

読了日:2018年4月15日 著者:森博嗣

 

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99%の会社はいらない (ベスト新書)

ホリエモンは極めて合理的な人だと感じました。保険をかけず、色んな物をばっさり捨てる勇気があるからこそ、合理主義に徹せるのだと思います。
プライドを捨てれない私は、バカにもなれず、物は捨てれない、着ない服も取っておくタイプであり、総じて、判断力や決断力、見極めの鈍さに繋がっています。
自らに保険を掛け、仕事は楽しめるものではなく、生活のためとなっています。現代はネット社会であり、幸いにも情報の収集と発信する土壌が整っています。
ホリエモンが言う通り、勇気を持って動けば、楽しめる人生に変えることはできると考えます。

読了日:2018年3月25日 著者:堀江 貴文

 

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すべてがFになる (講談社文庫)

森博嗣作品初読です。読了後まず思ったのは、本書はこれまでに読んだことのない作風であったという点です。
全体的に無機質な印象があり、登場人物に対する感情移入はそれほどありません。しかしながら、先の読めない展開、漫然とした状況が逆に惹きつけられ、伏線を意識しながら興味を持って読み進めていくことができます。
Fの正体とは?7の孤独とは?ここに工学博士ならではの仕掛け、投げ掛けが感じられ、独特だと感じる部分です。本書はシリーズものということであり(先は長い!?)、次作の『冷たい密室と博士たち』に突入したいと思います!
すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

読了日:2018年3月10日 著者:森博嗣

 

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頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法

良書と言われる対人関係書の多くは他人に関心を持ち、愛を向けることなどの重要性が説かれています。しかし、これを実践するには困難を極めます。

その点、本書は気軽に取り組める良さがあります。アホの特徴を明確化し、アホに囚われる愚かさを説き、気軽にアホ、アホ言ってくれる面白さから小子気味よく受け入れられます。

実際に取り入れてみると、アホがまたアホなことを言っているなと余裕を持って捉えることが出来てきます。ナイーブで純粋な人ほどアホと戦ってしまいがちですが、アホをいい気にさせて、好結果を生み出すのもありだと思います。

読了日:2017年12月19日 著者:田村耕太郎

 

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シャドウ (創元推理文庫)

落込みへのプロセスにおいて、強引さを感じる部分はあります。にも関わらず、満足感の方が上回ります。
なぜかと言えば、本書には、思わず唸るような巧緻性があったり、クライマックスが来たと思ったら、その後に真のクライマックスが用意されている等、読者を驚かせようとする著者の気概が感じられるからです。
凰介が言った「誰かに心から恨みを向けたら、それは何かのかたちできっと自分に返ってくる。だから誰も心から恨んだりしない。」は今の私に突き刺さります。推理小説でありながら、自分を見直すきっかけをも与えてくれる良作でもあります。
シャドウ (創元推理文庫)

シャドウ (創元推理文庫)

 

読了日:2017年12月19日 著者:道尾 秀介 

 

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上機嫌の作法 (角川oneテーマ21)

今まさに不機嫌の中心世代(45歳以上)に差し掛かろうとしています。私自身、全員に対して不機嫌ではないのです。たった1人。いや、少し広げて2・3人といったところです。

この不機嫌を脱しきれない要因は「ふっきれない」ところにあります。頭から離れず、引きずってしまうのです。ふっきるための推進力として断言力などが挙げられています。

これはこうなんだと受け入れ、断言して終息することの重要性を説いています。まさにそうだと思います。にも関わらず上機嫌、あえて上機嫌と考え、技化していくというところに共感できる部分があります

上機嫌の作法 (角川oneテーマ21)

上機嫌の作法 (角川oneテーマ21)

 

読了日:2017年12月10日 著者:齋藤 孝

 

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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

本書の見せ場とクライマックスは、ヤミ金組織から大金を痛快に巻き上げる点にあるものとばかり思っていたところ、全くの見当違いでした。

残り数十頁に入ってから、テツさんが一世一代を掛けたアルバトロス作戦の真相が開示されていく様は本当に圧巻であり、えっ?えーっ!!といった感じでした。

"詐欺"と"マジック"の違いを認識した瞬間、してやられた感を覚える一方で、見事なまでに騙されたことに対する心地よさを覚えます。

まさに、著者が仕掛けた"理想的なマジック"であり、著者の力量を感じる作品です。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

 

読了日:2017年11月17日 著者:道尾 秀介

 

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月と蟹 (文春文庫)

本書は、慎一と春也と鳴海の3人のこども達の世界を描いた物語です。読みながら、私自身の小学生の頃の友人達(後に親友)と過ごした日々の記憶が呼び覚まされました。

当時、はっきり認識できていなかったものの、いま思えばこの時期に、心の痛みや切なさ、歯痒さや絶望、はたまた、思いやりや友情といったものを感じ、学んでいたということを認識しました。

本書では、多感な時期のこどもだからこそ感じる特有の危うさや一途さ、そして、残酷さといったものが、独特に描かれており、その点において、惹きけられるものや共感できる部分がありました。 

月と蟹 (文春文庫)

月と蟹 (文春文庫)

 

読了日:2017年11月3日 著者:道尾秀介

 

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壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)

十数年ぶりの再読です。今回は息子の嘉一朗が本当に不憫に感じてなりませんでした。

貫一郎が犯した脱藩の罪をおのが罪として生き、その罪を償う事だけを考え続け、義のため戦場へと馳せ参じます。しかし、嘉一朗が今まさに果てんとする瞬間の回想シーンで戦場に向かった真の理由が明らかになります。

戦場にいるのは何の理屈でもない、大好きだった貫一郎をひとりぼっちで三途の川を渡すわけには行かない、ともに渡りたい、それが本懐であったという点です。

嘉一朗もまた誰よりもやさしくて強いという男の値打ちを持った武士だったと感じた次第です。

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)

 

読了日:2017年10月19日 著者:浅田次郎

 

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壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

過酷すぎる時代に高い志と覚悟を持ち続ける吉村父子の生き様は、生半可な覚悟しか持ち合わせていない私の心に深々と突き刺さります。

大義とは人の道であり、間違いだらけの世の中に向かって、いつもきっかりと正眼に構え、その構えだけが正しいと信じていた吉村貫一郎。男たるものの価値とは、ひとえに、その者の内なる勇気と怯懦とにかかっているという表現が心に響きます。

人は強大なものや権力に相対したとき、怯懦に傾くものです。耐え難きを耐え、戦う時が来たときに果敢に立ち向かったときこそ、男たるものの価値が発揮されるのだと考えます。

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

 

 

読了日:2017年9月30日 著者:浅田次郎

 

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模倣犯〈上〉

本書では殺人犯が浩美と和明の複数犯であるということを早々に開示しますが、そんなことはさほど重要ではなく、そこに至るまでのプロセスをそれぞれの人物の心理描写を克明に描きながら興味深く開示していきます。

冒頭で登場した塚田真一は下巻でどんな役割を担うのか、ピースとは一体何者なのか?そして、本名をあえて明かさない意図は何なのか?和明の冤罪は晴れるのか?

宮部みゆきさんの作風は真面目で少しひねくれた部分も見せたりしますが、結末は至極常識的なものが多く、悪名高き本書?で、一体どんな落とし込みが待っているのか楽しみです。 

模倣犯〈上〉

模倣犯〈上〉

 

読了日:2017年9月1日 著者:宮部みゆき

 

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我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

宮部みゆきの作品については、これまで『ソロモンの偽証』や『誰か』、『名もなき毒』、『ペテロの葬列』、『火車』等の代表作を中心に読んできました。
何れの作品とも内容が重く、救いようがなかったり、後味が悪かったりと、読後しばらくたっても胸に重くのしかかる作品ばかりです。
ところが、デビュー作である本書は、前述の作品とは趣が明らかに異なっており、作風は軽く、収録作のほとんどが前向きで読後感がよいものばかりであったことに驚きました。
現在の作風とのギャップを感じながら読めたことが本書で一番楽しめた点かもしれません。 
我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

 

読了日:2017年7月20日 著者:宮部みゆき

 

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