2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧
アドラー3作目となる本書で学んだのは「相手の適切な行動に注目する」ことです。 人間の悩みの大半は『対人関係である』と言われています。他人との関わりを避けることはできず、相手が自分の思惑通りにならないと嫌な部分だけがクローズアップされがちです…
本書において、最も興味深かった作品は『操縦る』でした。 全ては奈美恵の幸せを確保するために、幸正自らが不実を働く息子を殺めて、財産を譲るための障害を取り除きます。同時に介護生活からも解放させ、さらには、罪をより重くするために情状酌量を望まず…
本書は、生・老・病・死という4つの切り口から幸福に生きていくためのヒントを与えてくれますが、最後の一文において、私自身が取り組むべき指針が明確になった気がします。 幸福になりたい、人生をよくしたい、自分を変えたい等の願望を達成する、或いは、…
殺害の一端として利用された事実を知ってしまった恭平少年。それも、身内の人間に利用されてのことです。 恭平少年の心には、生涯、誰にも言えず、癒されることの無い深い傷が刻まれることになると思いました。ところが、湯川の次の一言によって、この救いよ…
職場の上司に対する問題を抱えていたことから、職場のイライラを中心に読み進めました。そこには、上司の屈折した承認欲求の記述があります。まさに今の私が直面している問題です。 そんな上司に屈せず立ち向かってきたものの、心の奥底では不安や恐れがあっ…