danyromero’s diary

小説のレビューおよび、時々お酒のウンチクもアップしています。

すべてがFになる (講談社文庫)

森博嗣作品初読です。読了後まず思ったのは、本書はこれまでに読んだことのない作風であったという点です。
全体的に無機質な印象があり、登場人物に対する感情移入はそれほどありません。しかしながら、先の読めない展開、漫然とした状況が逆に惹きつけられ、伏線を意識しながら興味を持って読み進めていくことができます。
Fの正体とは?7の孤独とは?ここに工学博士ならではの仕掛け、投げ掛けが感じられ、独特だと感じる部分です。本書はシリーズものということであり(先は長い!?)、次作の『冷たい密室と博士たち』に突入したいと思います!
すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

読了日:2018年3月10日 著者:森博嗣

 

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