2014-12-28 動機 本書で特に印象的だった作品は『逆転の夏』です。 完全犯罪を依頼する強請男は誰なのか?伏線として「この男を殺してください」のフレーズが一度、「あの男を殺してください!」のフレーズが二度出てきていましたが、強請男が殺された女子高生の父親だったとの推理はできませんでした。 というより、じっくり考え推理しながら読み進めたかったのですが、横山さんの相変わらずの臨場感たっぷりの心理描写が立ち止まって考えることを許さず、あれよあれよと引き込まれるままに結末を迎えてしまったというのが実情です。 この引き込み力は本当に凄いです。 動機 (文春文庫) 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2002/11 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (140件) を見る 読了日:2014年12月27日 著者:横山秀夫